三井物産系、不動産のデジタル証券化で関西進出
三井物産子会社で金融サービスを手掛ける三井物産デジタル・アセットマネジメントが、関西発の支社を開設。
同社はブロックチェーン技術を使って不動産を裏付けとするデジタル証券を発行し、
個人投資家に販売を実施しており、大阪や京都にあるホテルやマンションなど有料物件の証券化を進める。
関西の都市開発はこれまで、地場の電力会社や鉄道会社が不動産子会社を通じて主導してきており、開発後に海外や関東圏の投資ファンドなどに売却するケースが多かった。同社はデジタル証券を活用すると、地域のキャッシュをそのまま地域に循環させることができるとしており、関西の不動産に個人マネーが入る仕組みができることで、地域の再開発に弾みがつく可能性がある。